足先の冷えをどうにかしたい!
八風(はっぷう)
今週のツボ手軽にセルフメンテナンス<第40回>
一年でいちばん寒さが厳しい頃。ブーツや厚手の靴下でガードしているはずなのに足先が冷え、気持ちも塞ぎ込みがちな方に、ぜひ試して欲しいツボです。
今回は左右8カ所(ウラ+オモテで1カ所としていますが、実際には16カ所)を一気に刺激し、足の冷たさを撃退します。足の指先はもともと血管が細くなっているので循環は滞りがち。そこに冷気などの影響で、冷え・しびれ・痛み等が発生しやすくなるわけです。
解消するには、片方の足の指と指の間に4カ所、そのウラにもあるツボの「八風(はっぷう)」を押しましょう。
東洋医学では冷たい風の邪が出入りするとされる場所。ちょっと強めに押してみると、冷たい空気も悪い気もここから出たり入ったりしてるかも? と思えてきます。
ツボを押す以外にも足指を拡げる、足指ジャンケンをする、足指の先でタオルを手繰ってみるなども効果的。足裏と指周りは常に柔らかく保つことを心がけたいものです。
足の指と指の間、水かきのようになっているところと骨がぶつかるところが「八風」です。
やや強めに押すと痛みを感じます。親指と人差し指で挟むようにオモテ側とウラ側を押さえ、ゆっくりと指先に力を加え、ぐりぐりと回すようなイメージで。餃子の具を包む時に皮のひだにぎゅっと力を込めますが、それに近い感じです。お風呂の後、クリームなどを塗りながら行うのもいいですね。
以前紹介の「気端」もあわせて押しましょう。