トラブルのもと、
ドライマウスに悩んでいませんか
上廉泉(かみれんせん)
今週のツボ手軽にセルフメンテナンス<第28回>
近頃、よく耳にするのが「ドライマウス」という言葉。
そこで今回のツボ、大椎が役に立ちます。
喫煙・口呼吸・口の周辺の筋力低下・ストレス・糖尿病などさまざまなことが原因で、唾液の分泌量が減少した状態を指します。唾液が減少すると口の中が乾いて、自浄作用が低下。口臭、虫歯の増加や歯周病、感染症に繋がります。
ドライマウスは潜在人口も含め人口の25%、4人に1人とされる説もあり、進行すると舌の痛みや味覚異常、滑舌の低下など、生活の質を落としかねません。もし、口の渇きが3カ月以上続いていたら迷わず口腔外科へ。
予防法としてよく噛む、口の体操をする、耳下腺や舌下腺など唾液腺のマッサージをするなどして、唾液の分泌を増やすと効果があると言われています。
そして、上廉泉のツボ押しでさらに促進。軽い刺激でも唾液がじわっと出るのがわかります。ぜひ試してみてください。
顎を少し上げたとき。喉仏のすぐ上にできる小さなへこみが上廉泉のツボです。今回は丸いシールのすぐ右。指の先のところになります。喉仏がわからない! という女性の方でも、「ここかなぁ」と思う場所を人差し指の先で軽く押さえると、唾液がじわじわと湧いてきます。やんわりと10秒ほど押さえる、を数回繰り返します。軽く押さえても効果はあるので、けっして強く押さないように。