北風にゾクッときたら、
ここを押さえて、温めて
大椎(だいつい)
今週のツボ手軽にセルフメンテナンス<第27回>
そろそろ風の冷たさが身にしみる季節。無意識に背中を丸めた姿勢になっていませんか。
そして時折感じるゾクッとした悪寒に「あ〜、風邪かも」と、いや〜な予感……。
そこで今回のツボ、大椎が役に立ちます。
ほとんどのツボは押さえることで効果が期待できますが、大椎は押さえる+使い捨てカイロなどで温めることで、より血行を促進。全身をホンワカとした状態にしてくれます。同時に首〜肩周辺のコリも和らげてくれるので、覚えておいて損のないツボのひとつです。
冬、マフラーが恋しくなるのは大椎や以前紹介済みの身柱(しんちゅう)を寒さから守るという効果もあるからでしょうか。防寒・手洗い・うがい・食事・睡眠・運動などで日常生活を隙なく過ごし、風邪知らず、ノーインフルエンザでこの冬を乗り切りましょう。
うつむいた時、首の後ろにポコっと出っぱる骨(第7頸椎)とその下の骨(第1胸椎)の間のくぼみが大椎。身柱と同じように人差し指の先で、痛みが出ない程度の強さで10秒ほど押す、を最低3回ほど。
外出時は使い捨てカイロを直接肌に触れないよう、マフラーやネックウォーマーの中にセットして、しばらく巻いておくのもいいですね。やや時間が経って、全身がじんわりと温まってきたかも、と感じることができたらオッケー! 身柱のツボ同様、ドライヤーで温めること(火傷に注意!)でも効果があるので、試してみてくださいね。