人と関わることが楽しい!
場づくりから生まれる人との出会い
不動産とは「夢」を売る仕事
仙台市太白区八木山で生まれ育った勝又さん。大学卒業後は、東京に出て大手不動産会社へ入社。その後、お父様である社長の「そろそろ戻ってこい」の一言で、2011年の1月にアイショウへ入社し今年で丸10年。入社直後、東日本大震災を経験し不動産業の将来を考えたといいます。
「震災があったその日、ちょうど会社にいたのですが、揺れた瞬間に『ヤバい』と思いました。余震が続く中、自社ビルへエレベーターの中に閉じ込められた人はいないか、崩れていないかを走って確認に回りました。
当時、ビルの入居率は半分くらいだったのですが、震災後には一気に満室になりました。その時、『再建が進み何年か後に、また半分くらいしか埋まらない状況に戻ってしまったら、不動産業は大変なのでは』と思ったんです。
東日本大震災以前は、今後10年をどうするかという視点で不動産を見てきましたが、震災以降見方が変わり、3〜5年後といった直近のことを考えるようになりました。」
>> 勝又さんのお仕事やまちづくりについて
株式会社アイショウ/ SDC INC.
街なかを笑顔でいっぱいに「ワクワク仕掛け人」が駆ける
何がきっかけになるかわからない
管理しているアパートをずっと利用していただけるようにするには、どうすれば良いか。「点」である不動産を、まちづくりの「面」へどう繋げるか。やるなら他が真似できない事を実現したい。そこで思いついたことが学生アパート「SHU」の仕組みでした。
アパートの建物自体はその他の物件と違いはありませんが、入居している学生さんが、地元のお店やアクティビティの情報を得られたり、他の学生さんや大人と交流したりできるような仕組みが考えられています。
>> 特典満載!「SHU」について詳しく!
ちょっと変わった賃貸サポート「SHU(シュウ)」について
SHUインタビュー vol.1SHU発起人・株式会社アイショウ 専務取締役 勝又源紀さん
学生時代、バイトで学んだこと
不動産のお仕事の可能性を広げ、楽しそうに働いている勝又さん。そんな勝又さんの学生時代はどんなものだったのか伺いました。
「『The・大学生!』という感じで、サークル活動と、ファミリーレストランやイベント派遣のアルバイトばかりやっていました。
イベント派遣のアルバイトでは、毎回現場が異なり、他のアルバイトでは味わえないような事、例えば、報告書の書き方やマナーを教えてもらい、とにかく楽しかったですね。
大人の方たちはみんな優しくて、コミュニケーションも取ってくれました。学生でしたが、クライアント様から名指しで仕事を振られるということもあり、それは嬉しかったです。バイトを通して色々な所に行き、たくさんの人に会えたことはプラスになりました。」
僕、安田もイベント派遣のアルバイトをしているので、勝又さんの話は共感できることが多くありました。僕も東北6県様々な所に行きますが、稼働終了後は自由時間なので、ご当地のごはんを楽しみにしています。
就職後、暗黒時代
就職は東北管内で考えている僕ですが、就職して東京で働きはじめた勝又さんは、当時を「暗黒時代」と振り返ります。
「時間が読めないし、休みがない。東京から仙台に帰って来る時に後悔はなかった。一方で、東京に行って地元の素晴らしさに気づかされました。友人ともすぐ会えるし、地元が楽しい!」
青森県出身で大学進学を機に仙台に来た僕、安田は、青森は自然が豊かだということに気づかされました。新鮮な海の幸も山の幸も食べることができたことが当たり前では無かったのだと感じています。
学生へのメッセージ
「就職して、自分に対して自信がない結果、言われたことをそのまま受け入れてしまったり、人とのコミュニケーションが苦手でそのまま潰れてしまう子も多いです。
でも、この記事を読んでいるならキミはすごい! そのままで全然大丈夫!
ただ、もっと成長したいなら、大人の話は前向きに必要なところだけ聞けばいいよ(笑)。
臆せずに色々な機会に飛び込めば、楽しいしたくさんの世界を見ることができると思います。」
地元・仙台で、不動産の垣根を超えて、まちづくりをしている勝又さんの話を聞いて、僕自身も、生まれ育った東北に貢献したいという想いがより強くなりました!