メインストリートを外して歩く
ちょっとツウな松島観光
修学旅行生や観光客の賑わいが戻りつつある松島。リニューアルした松島海岸駅から徒歩10分。多くの人や車が行き交う海岸通りをはずれ、水主町通り(かこまちどおり)に向かいます。

白壁の建物に暖簾を提げた和風な佇まいの「ぱんや あいざわ」は、松島出身の店主、相澤さんが2016年にオープン。国産小麦と自家製培養発酵種(天然酵母)を使ったパンは、週末になるとお昼過ぎには売り切れになることも。地元の方や塩竈市、仙台市などの近隣市町村からも多くのお客様が通い、その人気ぶりが伺えます。
素朴だからこそ伝わる原材料のこだわり

ハード系のパン、甘いパン、ベーシックな食パン……店内のショーケースを眺めながら、なるべくまんべんなくいろいろ食べたいなと考える時間も至福です……!
パンに使っている小麦は、北海道産の有機小麦や石臼引き粉など6種類の国産小麦。2種類の自家製培養発酵種を使用し、塩は石巻産の旨塩と瀬戸内海の塩、砂糖は甜菜糖と細部までこだわった材料は、シンプルなパンで味わうとより一層美味しさが際立つはず。
人気のパンを実食!

今回は、「あんこと発酵バター・柔」「カンパーニュ プレーン」「ベーコンとクリームチーズ」「カヌレ」を購入しました。 良いお天気だったので、バターが溶けないうちに海岸通りへ移動していただきます!
むちっとした食感のパンに、北海道の「土蔵」お手製のあんこ、そこに発酵バターをサンドした「あんこと発酵バター・柔」は、SNSでも話題の人気商品。甜菜糖とキビ砂糖で煮た優しい甘さのあんこにバターの塩味がアクセント!これからの季節はアイスコーヒーと合わせて食べても相性抜群です。

すべてのカンパーニュメニューの基になっている「カンパーニュ プレーン」は、酸味のある風味豊かなカンパーニュ。そのままスープに合わせたり、スライスしてカリッとトーストしてからバターやチーズと合わせたりと、食卓でアレンジの利く一品です。

食事系の「ベーコンとクリームチーズ」は、ちぎって食べやすいエピの形。18時間以上の冷蔵長期発酵でもっちりとしたバゲット生地は、噛めば噛むほど旨みが感じられて、ベーコンの塩味と、クリームチーズのクリーミーさにお酒も進みそう!


新たにメニューに追加されたという「カヌレ」は、ついつい見かけると手に取ってしまいます。外側がガリガリ、中はねっちりとろり。ラム酒の香りが感じられます。
観光スポットや海鮮料理についつい足が向きがちな松島中心部ですが、水主町通りには雑貨屋やカフェが並びます。これまでBGMでご紹介したスポットも併せて、松島を新たな視点から楽しむことができそうです!
「ぱんや あいざわ」のパンは、全国配送も承っているようなので、お取り寄せや贈り物にもいかがでしょうか?

ぱんや あいざわ
松島町松島町内156
Instagaram @pain.aizawa
営業時間 8:30〜 なくなり次第終了
定休日 月曜、火曜(祝日の場合営業)
電話 022-354-0233