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+suki~学生ライター・村上がつなぐ想い~ 第5回・大村文彩さん

「好き!」から始まる原動力を、駆けながら描く夢を、輝く学生を、リレー形式で追いかけます。あなたもこの想いのタスキを受け取ってみませんか。
第5回は「東北工業大学ヤギプロジェクト」創設時から代表として奮闘する、東北工業大ライフデザイン学部4年・大村文彩(ふみさ)さん。実はBGMで以前にご紹介した「アンダンチ」でインターンシップも行っています。どちらも頑張れるのは、高校時代の競歩がルーツだった!?

Oct 23, 2019

―大村さんは、第3回に登場した川村さんと縁のある方なのです!―

きっかけは川村さんが主体となって盛り上げている学魂祭で、東北工業大学ヤギプロジェクトのヤギたちの触れあいコーナーをつくったこと。友人となった現在でも親交を深めています。
10月26日(土)と27日(日)には、青葉区の勾当台公園いこいの広場で「第5回学魂祭」が実施されます。今回も東北工業大学ヤギプロジェクトも参加しヤギたちが出張するそうです!ぜひ遊びに行ってみましょう!


 

大所帯を動かす大変さがあっても、
ヤギたちとの触れ合いで癒される

学生ライター・村上(以下、村上)
「東北工業大学ヤギプロジェクト」(以下、ヤギプロ)はどんな団体なのでしょうか?

大村文彩さん(以下、大村)
長町キャンパスにあるヤギ小屋で飼育されているヤギをお世話する団体です。サークルとしては2017年に設立されました。元々ボランティア団体でしたが、人手不足が理由でサークル化させました。今は85人が所属する大所帯です。

村上
大村さんが大学1年生で入部した時はボランティア団体だったということですね。ヤギプロは入部当時からどのように変わっていきましたか?

大村
入部時は先輩3人と私の友人を合わせた5人だけでした。しかしサークルとなった2017年に40人ほどの新入部員が入りました。その時は特に役職を設けずみんなで分担してお世話などをしていきました。しかし2018年も多くの新入部員が入ってくれたうえに、イベントにも多く呼んでもらえるようになり、メンバーをまとめるために役職を作る必要が出てきました。そこで2018年から役職を作り、私が初代の部長となりました。

村上
部長になって大変だったこともいっぱいあるんじゃないですか?

大村
入部しても何をしたらいいかわからない部員たちにヤギのお世話の仕方などやるべきことを教えるのに一苦労でした。お世話の仕方のマニュアルを作ったりイベントでの活動の仕方をやって見せたりと工夫しながら乗り切りました。2、3年生の時はほとんどヤギプロに捧げていましたね(笑)。

村上
それでもしっかり続けて来られたのも、楽しかったことがいっぱいあるからでしょうね!

大村
お世話をする日常が何より楽しいです! ブラッシングをしているときに気持ちよさそうにしているヤギの表情を見ると癒されます。ヤギは構ってほしいときに頭突きをするのですが、頭突きを受けて遊んでいるときも大好きな時間ですね。


ヤギたちはキャンパスの敷地を散歩することも。クローバーの葉がお気に入りだ

ヤギがつないだ「アンダンチ」ではライターにも変身

村上
そんなヤギプロの大村さんがサービス付き高齢者向け住宅の「アンダンチ」と関わるようになったのはどうしてですか?

大村
2018年3月に生まれた子ヤギの引き取り先を探していた時に、アンダンチを運営する未来企画さんが手を挙げてくれたことがきっかけです。当時アンダンチが開所前だったので、アンダンチについて詳しく聞きたいと思い、12月に会社説明会に行きました。話を聞いて「すごいところだ」と感じ興味がわいてきたのですが、その時に社長からインターンシップに誘われ、年が明けて2月からインターンシップを始めました。

村上
庭にいるヤギがその2頭ですね。アンダンチのインターンではどんな活動をしているんですか?

大村
いろいろしていますが、例えば「アンダンチマルシェ」や子ども食堂「だんらんちキッチン」の企画・運営をしています。企画やイベント運営の経験はこれまで一度もなかったのですが、大学で学んだ経営学やマーケティング論を生かせると感じ、ワクワクしながら取り組んでいます。

村上
初めてのことでも楽しめているんですね。

大村
他にもアンダンチで行われたイベントを取材し広報紙「andanchi瓦版」を作成する活動をしていて、記事の内容を考えるところから写真を撮るところまで全て担当しています。この広報紙はアンダンチ内のすべての施設に配布しています。

村上
取材して記事にまとめるときに心掛けていることはありますか?

大村
イベントの楽しい雰囲気をうまく伝えられるように、言葉遣いや表現には気をつけています。


一人でつくる広報紙には大村さんの努力の結晶となっている

村上
文章を書くことはもともと好きだったんですか?

大村
そうなんです。実は私が在籍する経営コミュニケーション学科の広報紙「ケイコミュ」というフリーペーパーも作っていました。オープンキャンパスに合わせて学科を紹介するために発行するもので、作成のための委員会に所属し毎年参加してきました。記事の内容を考え、写真を撮るところまで全て一人でする点は「ケイコミュ」と異なりますが、そこで学んだことを生かして活動できているのでうれしいです。

村上
私も大学では報道部に所属し「東北大学新聞」をみんなで作っていました。その点で経歴は似ていますね(笑)

競歩でインターハイを経験。
ひたむきな練習で才能開花

村上
私と意外な共通点が見つかった大村さんですが、実は中学、高校と陸上競技部に所属していたことも共通しているんですよね! 高校時代は競歩の選手でしたね。

大村
高校3年生の時には、高校の正規種目である5000m競歩でインターハイにも出場できました。自己ベストは25分36秒56です。実は名取北高校初の競歩の選手でもあります(笑)。

村上
そうなんですね! うらやましい(笑)。陸上競技を始めたきっかけは?

大村
中学時代は必ず部活に所属しなければならないということで、習い事の新体操と兼ねられるようにと陸上競技部に入っていました。しかし高校では陸上競技一本で取り組んでみたいと思い、陸上競技を続けました。競歩を始めるまではずっと中長距離の選手でしたが、成績が伸び悩んでいた時に顧問の先生から「フォーム改善のために競歩をやってみよう」と言われ始めました。忍耐力が必要な種目ですが、やっていくうちにハマって、高校2年生から競歩に本格的に取り組みました。

村上
そしてインターハイまで駆け上がることになるのですね。とても嬉しかったんじゃないですか?

大村
競歩を始めたときからインターハイ出場を目標にしていたので、今までにない達成感を感じましたね。陸上競技は個人競技ですがチームで盛り上がれるという良さも実感し、楽しい3年間でした! ちなみに競歩は大学でもやりたいと考えていました。しかしスポーツ推薦がうまくいかず、改めていろいろな大学を調べていったときに、経営コミュニケーション学科について知りました。初めは東北工業大学という名前だけで敬遠していましたが、よく調べると私が興味を持っていたコミュニケーションについて地元の宮城で学べるとわかり、ここに入学すると決めました。


引退した現在でも競歩の動きは「体が覚えている」という

村上
確かに意外で、調べないとわからないことですよね。キャンパスでの生活はどうですか?

大村
学科の人数が70人弱と少ないため、みんなで行動することが多く楽しいです。アットホームな感じが高校のクラスみたいで、一般的な大学とはちょっと違うなと思いますね。

村上
これだけ世間の「東北工業大」の認識と違うと誤解される部分も多そうですね。

大村
「将来は建築士になるの?」とかはよく言われます(笑)。でも、地元や家族が好きで宮城にいたいと思ったからこそ出てきた選択肢です。大学ではやりたいことができていますし楽しいです!

目標を達成するまで諦めない。
成し遂げた先に次のステージがある

村上
さて、大村さんは来年度からアンダンチを運営する未来企画さんに就職しますね。働くにあたり今心掛けていることはありますか?

大村
アンダンチは多様な世代の人が交流する施設ですので、私も世代に合わせたコミュニケーションを意識しています。例えば子どもなら言っていることを聞いてあげてからほめるし、高齢者であれば質問をすることで話を盛り上げるようにしています。アンダンチに来るまでは子どもと接したことがほとんどなく、初めはすごく悩みました。でも話してみることで慣れていくことができました。

村上
コミュニケーションの面で日々勉強中なんですね。最終的な目標はありますか?

大村
「大村さんがいれば何とかなる」と職場の人から言われるようになりたいです。スタッフの方とのコミュニケーションを大事にしながら、利用者のために働いて自分の役割を果たしたいと思います。

村上
次はアンダンチが努力のステージですね! 最後に、大村さんを一言で表す言葉を教えてください。

大村
「根性」です。幼馴染からも「根性あるね」とよく言われます。私は一つのことを長く続け、失敗してもくじけない性格だと思います。いろいろなことに関心のある性格でもあるので、一つのことに全力で取り組み、達成できたら次のことに取り組むようにしています。この「根性」という言葉はこれからも大切にします!


 
○大村さんが取り組む活動がこちら!
「東北工大ヤギプロジェクト」Facebook
「東北工大ヤギプロジェクト」Twitter
「東北工業大学ヤギプロジェクト」Instagram
「ケイコミュ」HP
「アンダンチ」についてはこちら(BGM―お仕事の極み)

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村上敦哉
1996年生まれの東北大生。多賀城市出身の宮城大好きっ子。過去には大学の報道部に所属し、「東北大学新聞」で50を超える記事を執筆。引退後のセカンドライフとしてBGMでライター活動中。災害ボランティアなどにも参加。好奇心のアンテナがバリバリなので、どんなことでも挑戦したい性格。

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antennasiasan (vocal) とNerve (track) により1999年に結成。ブリストル・サウンド、ダブなどをルーツとする。アルバムごとに音楽性の幅を広げつつ、一貫して、sanのヴォーカルを軸としたトリッピーなサウンド/ベース・ミュージックを追求している。現在(2018年)まで、国内外のレーベルから、8枚のオリジナル・アルバム、3枚のリミックス・アルバムを発表。