1分コラム

Bird’s nest on the head
アンファミリア・ヘッズ —見慣れない頭部—

NYにてメイクの経験を積む傍ら、ヘッドピースの制作に取り組み、マンハッタンのギャラリーで個展「Unfamiliar Faces」を開催した、仙台出身のヘアメイク & ヘッドピースアーティスト Yoko Zaikawaの作品を紹介。

Oct 26, 2018       

アンファミリア・ヘッズ —見慣れない頭部—
第10回 Bird’s nest on the head (頭上の鳥の巣)

 
私が渡米して半年ちょっと経過したころ、ニューヨークで活動されているメイクアップアーティストの方からの紹介でコンタクトをとったフォトグラファーのクリスティーン。彼女は私のヘッドピースの作品をとても面白がってくれて、初めて一緒に撮影した作品が今回ご紹介するものです。
 
モデルは、中国で活動していた有名なファッションモデルで、ニューヨークに来てまだ1週間もたっておらず、英語がほとんどできない状態だったので、携帯で単語を検索し、中国語に翻訳しながらコミュニケーションをとりました。
 
ヘッドピースは、日本にいたころから温めていたアイデア。ニューヨークのホームセンターでまさに私が探していた素材を発見! カラーバリエーションが決して日本にはないもので、「OMG(オーマイガー)!」と心で叫びながらニヤニヤしてしまいました。
 
そんな日本ではありえないカラーバリエーションの素材は何か? というと、ナイロン製の結束バンド(ケーブルを束ねる配線材料)なのです。
 
ヘッドピースに使用したのは、蛍光ピンク、ブルー、蛍光イエローですが、他にもビビットなオレンジも含めミックスで売っていました。
普通の人はしないと思う「結束バンドの大人買い」。1ケースに数十本も入っているケースを次々と買い物かごに放り込み、ホクホクしながらレジに向かったのを思い出します。
 
その素材を使って製作した3色の「鳥の巣ヘッドピース」を撮影現場のスタジオに持参すると、フォトグラファーのクリスティーンと、スタイリストもとても気に入ってくれて、3色のヘッドピースとそれぞれ対照的な色のバックスクリーンを使用して撮影しました。
 

 


 
「Bird’s nest on the head」 2013年 
Photo : Christine Hahn
Headpiece/Make-up : Yoko Zaikawa
 
素材:結束バンド
 

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Yoko Zaikawa
仙台市出身。東北芸術工科大学デザイン工学科卒業。東京にて大手アパレルメーカーに勤務後、ヘアメイクにキャリアチェンジのため渡米。NYにてメイクの経験を積む傍ら、ヘッドピースの制作に取り組み、マンハッタンのギャラリーでソロ個展「Unfamiliar Faces」を開催。現在は帰国し仙台にてヘアメイクとして活動中。

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antennasia san (vocal) とNerve (track) により1999年に結成。ブリストル・サウンド、ダブなどをルーツとする。アルバムごとに音楽性の幅を広げつつ、一貫して、sanのヴォーカルを軸としたトリッピーなサウンド/ベース・ミュージックを追求している。soundcloud