BGMのオススメ

「万が一にも事故があってはいけない」
お客さま目線の信念が生んだ
“はたらく車”の教習所

「大型重機の教習所」。
そう聞いただけでワクワクする人、実は多いのではないでしょうか。
今回は、小野リース株式会社(※記事はこちら)が運営する「仙台教習センター」へ。
宮城県でも珍しい教習センターを運営し続ける想いを伺いました。
AT限定普通免許のライター沼田によるフォークリフトの教習チャレンジも!

Aug 31, 2018

倉庫や卸業の会社が集まる仙台市扇町。
紛れるように佇むのが「仙台教習センター」です。
 
ここで教習できるのは、主に土木工事の現場で必要な技能。クレーンや高所作業車、不整地運搬車、フォークリフトなど、いわゆる「はたらく車」の免許が取得できるのはもちろん、クレーンで吊り上げる資材を安全に固定する「玉掛け技能」や、「ガス溶接技能」「アーク溶接」など、さまざまな技能教育を受けることができます。
 
教習所に訪れるのは、主に今まさに工事現場で働いている人たち。
さらなるスキルアップを目指し、忙しい日々の合間に技術を学んでいます。
 
社長の小野明子さんと、教習センター担当で専務の小野寺秀明さんにお話を伺いました。
 
小野明子社長(以下小野社長) 
小野リースは工事現場の機器販売からスタートし、お客さまのご要望を受けてリースやレンタルを始めました。教習所も、「うちから貸し出した重機で、万が一にも事故があってはいけない」と思い、お客さまのために始めた事業なんです。
まるで経験がない事業でしたが、小野寺専務が独学で勉強して立ち上げたんですよ。
 
小野寺秀明専務(以下小野寺専務)
ああだからできない、こうだからできない、というのは、言わない社風なんです(笑)
教習センターというのは、労働局が管轄する講習機関です。いわば、公の安全教育を肩代わりしているようなもの。技能講習や資格、免許のための講習など、さまざまなシステムがあり、どれもとても気を使いますね。
資格や免許は現場で働く人にとって、とても重要です。免許があるかどうかで給料がかなり違ってきますから。玉掛けの資格一つ持っているだけで、かなり仕事が増えるんです。
個人のスキルアップが会社のレベルアップにもつながるので、スタッフの方々に積極的に講習を受けてもらえるような環境を整えている会社も多いですね。
震災後は、土木工事の需要が増えましたので、教習センターに来る人も増えました。2017年は1年で2700人ほどの受講がありました。
 

小野明子社長(左)と小野寺秀明専務(右)。

 
小野社長 
工事現場での事故って、とても悲しいものなんです。被害者も、事故を起こしてしまった方も、同じ現場で働く仲間であることが多いので。
だから、事故だけは起こしてほしくない。安全に動いてもらえる技能を身に付けてほしい、というのは、いつも一番に考えています。
 

 
小野寺専務 
重機メーカーや協会、自動車学校などで講習を行っているところは多いのですが、レンタル会社でやっているところは少ない。短期間で集中して免許を取得できるので、重宝していただいています。
うちは、1人からでも講習や教習を実施します。それに、1回の講習で不安だったら、その後も気軽に来てほしい、というスタンスでやっています。
正直採算度外視ですが、お客さまの立場で考えると、そこは譲れないんですよ。受講しに来るお客さまは、いろいろな事情を抱えている人も多いので。気兼ねせず、じっくり技能を身につけてほしいと思っています。創業者である前社長も「お金じゃない。うちのお客さまなんだから、できることはやれ」と言っていました。
 
小野社長
今はまだ女性の受講者は少ないですが、ちょっとずつ増えてきています。男女問わず、どんな年齢の方にも来てもらえるようになりたいですね。初心者の方にも、分かりやすく、できるまで教えますよ。
 
ライター沼田(以下沼田)
私、実は、フォークリフトを運転するのが憧れなんです。アクション映画ってよく港の倉庫が出てくるじゃないですか。ヒーローが追い詰められて、いよいよピンチ! って時に、それまで活躍していなかったキャラが、フォークリフトで敵に突っ込んで形勢逆転、なんて。アレに憧れていて……。
フォークリフトの教習を体験させていただくことってできますか……?
 
小野寺専務 
もちろんいいですよ! 自動車免許は持っていますか?
 
ライター沼田(以下沼田)
ありますが、AT限定で、運転技術にも自信がありません……。
 
小野寺専務 
大丈夫です! やってみましょうか。
 

 

 
……ということで、チャレンジしてきました!
 
教えてくださるベテランの先生の
「一つ一つ教えますので、大丈夫ですよ!」
という心強い声に励まされ、さあ乗るぞ! と意気込んだものの、そもそも乗り方が分からない。
「ここのポールをつかんで、乗る時は正面から。降りるときは後ろ向きで降りるんです」。
後ろ向き?
「はい、前向きで降りると、つい最後にぴょんと飛び降りたくなるでしょう。これがケガのもと。最後までゆっくり降りるように、後ろ向きで降りるんですよ」。
 
なるほど、どうやったら安全に操作できるかも、系統立てて教えてくれるんですね。
 
ギアはここに入れる、前に進むときはこのペダルを、右手はハンドル、左手はふとももに……
文字通り操作の一つ一つを丁寧に教えていただき、
どうにか前進したり後退したり、曲がったりすることができました! おもしろかった!
タイヤの動き方、システムなどの説明も分かりやすく、どうしてこう動くのか、どやったら安全なのか、理解しながら運転できました。私が体験したのは、倉庫の中に引かれた白線のとおりに動かすという初歩の初歩でしたが、「はたらく車」を操作する魅力の鱗片(ルビ:りんぺん)を感じられたような気がします。
詳しくは動画をご覧ください!
 


 
ちなみに、「フォークリフト技能講習」は、「普通、準中型、中型、大型、大型特殊(限定あり)の自動車運転免許保有者」「未経験」の人で、31時間の受講が義務付けられています。「仙台教習センター」では4日間の講習で32,000円。
 

 
建設現場、土木工事で必要なさまざまな資格取得をサポートしている。
 
新しい世界を体験してみたい方、「小野リース株式会社仙台教習センター」の門をたたいてみては?
利用者の立場に立った親身で丁寧な「お客さま第一主義」で、じっくり技術を身につけられそうです。
 

 

Posted in BGMのオススメ, 特集 お仕事の極みTagged
沼田 佐和子
株式会社月刊カフェラテ コピーライター&ディレクター。宮城の復興情報誌、旅行情報誌などの企画制作、コピーライティングをやっています。ムスメと本とおいしい食事とお酒が好き。迷ったら面白いほう。

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antennasia san (vocal) とNerve (track) により1999年に結成。ブリストル・サウンド、ダブなどをルーツとする。アルバムごとに音楽性の幅を広げつつ、一貫して、sanのヴォーカルを軸としたトリッピーなサウンド/ベース・ミュージックを追求している。soundcloud