ARTICLE

カレー粉と米粉でカードを印刷!?
DIY印刷加工スタジオ『analog』で印刷実験!

BGMのオリジナルカードを作ろうと、DIY印刷加工スタジオ『analog』で印刷実験。デザイン、食、そして印刷のエキスパートが大集結! 果たしてどんなカードが出来上がるのだろうか? イラストレーターのかさまつひろこがその全貌を、漫画あり、動画ありの全力でレポート。

Jul 31, 2018   




 
ということで、analogに再度集まった3人。そして、渡辺さんが調達した「カレー粉」と「米粉」が揃いました!
 
カレー粉は、宮城県出身の料理研究家、印度カリー子さんが調合したカレースパイス。
 

 
米粉は、宮城県角田市でお米クリエイターとして、お米を栽培している佐藤裕貴さんからのご提供です。
まさに、「宮城県のスペシャルカレーライスカード」が誕生しようとしています。「このまま、カレーライスを作ったらいいのに……」という気持ちは置いておきます。
 

 
果たして、カレーライスカードは成功することができるのでしょうか。
当日までに菊地さんには白と黄色の部分をそれぞれ刷るため、2つシルクスクリーンの版を用意してもらいました。
 
 

1. シルクスクリーン用インクに米粉、
白い絵の具を混ぜ合わせ、
ベースとなる青い紙に混ぜ合わせたインクを刷る

 
まず、シルクスクリーン用のインクに米粉を混ぜ合わせます。米粉のザラザラとした感じが、ジェラートのようにも見えます。シルクスクリーンは網目にインクを通すため、大きい粒は通りません。
 

 
網目にインクが詰まってしまったら、次のカレー粉も失敗の可能性があるため、緊張の一回目の挑戦が始まります。
 
「あ、うまく網目を通っていますね。お米のつぶつぶ感が残っています!」と菊地さん。
うまく刷る事は出来たものの、半透明のような色になってしまいました。
 

 
白い絵の具と米粉を足し、もう一度チャレンジ。
 

 


 
今度はきれいに刷ることができました!
 

 
 

2. シルクスクリーン用のインクにカレー粉、
黄色い絵の具を混ぜ合わせる

 
混ぜ合わせたインクをさらに刷り重ねる。
白い部分が乾いたら、次は黄色の部分。シルクスクリーン用のインクにターメリックを中心としたカレー粉と黄色の絵の具を混ぜ合わせ、刷ってみます。
 

 


 
「お、これもいい感じですね!」
 

 
周囲に漂うカレーのスパイシーな香り。お腹もグーグー鳴っています。絵の具の黄色だけでなく、カレー独特の茶色のような黄色に刷り上がり、おいしそうな色です。
 

 
「もう、全部混ぜちゃいませんか……?」
カレー粉もうまくいったことで調子を上げ、残っていたスパイスを全て混ぜ合わせてしまいました!
 

 

 
こちらも、大成功。スパイスの量を増やしたことで、さらにエスニックなカレーの香りが豊かになりました。
 
 

3. ロゴを縁取る黒い線を
レーザーカッターで切り取る

 
最後に、黒い線の部分をレーザーカッターで切り取ります。
このように、細かい線もレーザーカッターではきれいに切り取ってくれます。
 


 
 

4. BGMの「宮城スペシャルカレーライスカード」が完成!

 
これが、完成したBGMの「宮城スペシャルカレーライスカード」
 

 
カレーライスの香りがするのか、嗅いでみます。
 
「くんくん…」
 

 
「ちょっと、焦げ臭いかも(笑)でも、微かにカレーの香りもしますね!」
レーザーカッターは熱で紙を切り取っているため、断面が焦げてしまうのです。
しかし、微かにカレーの香りがする、珍しいカー ドが出来上がりました。
 

 
本当に完成するのか不安だったカレーライスカード作り。
そんな願いが叶うのは、自分で印刷機器を扱うことができるanalogさんならではなのだと感じました。オーナーの菊地充洋さんは「キレイ過ぎる仕上がりではなく、わざと失敗することもできますし、ネット印刷では応えられない挑戦もここではできますよ」とおしゃっていました。
 

オーナーの菊地充洋さん

 
カード作りでかかったお金
枚数:100枚
所要時間:約4時間
合計金額:約15,000円
※用紙代、シルクスクリーンとレーザーカッター使用料含む
※今回はシルクスクリーンの版を用意してもらいました。1つ3,000円。
(ご自身で行う場合はさらに40分程度かかります。)

https://www.analogpress.net/
 

 
 
協力してくれた皆さん
 

「analog」 菊地充洋

  有限会社菊信紙工所勤務。東北大学大学院が実施した教育プログラム「せんだいスクール・オブ・デザイン」を修了し、生業である製本業やその周辺のシルクスクリーン印刷の可能性を、地元のクリエイターたちと一緒により楽しめる方法や場所を開拓していく必要や楽しさを感じ、2016年2月より、DIY print studio 「analog」代表責任者としてクリエイター、そうでない人々にも開かれたものづくりの場所を提供している。 https://www.analogpress.net/

 
 

「料理研究家」 印度カリー子

  宮城県出身。料理研究家、ブロガー。おうちインドカレーを広める女子大生。誰でも簡単本格インドカレーが作れるスパイスセットの開発・販売のほか、料理教室も開催。 http://indocurryko.net/ BGMでのインタビュー記事はこちら

 
 

「お米クリエイター」 佐藤裕貴

  宮城の伝統米 ササニシキをはじめ、古代米やイタリア米などの海外品種を栽培。 ビームスプラス原宿本店で勤務した後、独立。アンティーク輸入雑貨店のバイヤーに。東日本大地震から地元角田市の地域活性化を志し実家の農業を継ぎ、衣・食・農のトータルコーディネートを行う「一般社団法人OLDDOWN OVERALLS」を設立。「農業 × ◯◯」として農業から多角的方面へアプローチし、今までにない魅力的な農業を発信している。

 
 

「デザイナー」 渡辺正太郎

仙台市のデザイン事務所、ANTWORKS代表。広告、エディトリアル等のグラフィック全般や地元企業、ショップのブランディングに携わっている。 http://www.ant-works.jp

 
 

「イラストレーター」 かさまつひろこ

宮城県仙台市生まれ。東京で中学受験塾の「受付のお姉さん」を経て、現在は広告制作会社に勤務。WEBメディア「暮らす仙台」の企画運営を担当した経験を 基に、フリーライターやイラストレーターとしても活動中。幅広く愛される文章やイラストを心がけ、仙台の暮らしを伝え続けている。
Posted in ARTICLE, BGMのオススメ, FEATURETagged ,
かさまつ ひろこ
宮城県在住。東京で中学受験塾の「受付のお姉さん」を経て、現在はweb系の制作会社に勤務。WEBメディア「暮らす仙台」の企画運営を担当した経験を元に、フリーライターやイラストレーターとしても活動中。幅広く愛される文章やイラスト、デザインを心がけ、仙台の暮らしを伝え続けています。

pagetop

BGM of "BGM"

antennasia san (vocal) とNerve (track) により1999年に結成。ブリストル・サウンド、ダブなどをルーツとする。アルバムごとに音楽性の幅を広げつつ、一貫して、sanのヴォーカルを軸としたトリッピーなサウンド/ベース・ミュージックを追求している。soundcloud