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インドカリーの虜になれ!
美しきカレー女子、印度カリー子インタビュー

仙台出身のある女子大生が今、じわじわと人気を集めているのをご存知でしょうか。その名も「印度カリー子」さん。いつもは普通の大学生ですが、ひとたびインドカレーのこととなると、その行動力たるや! 商品開発や料理教室、レシピ提供と留まるところを知らない印度カリー子さんの原動力に迫りました。

May 24, 2018   


 

きっかけは、姉のために作ったホウレンソウカレー


 
ライターぬまた(以下、ぬまた)
仙台出身だそうですね。小さいころはどんな女の子でしたか?
 
印度カリー子さん(以下、印度カリー子)
生まれたのは別の街なのですが、仙台の住宅街で育ち、高校までのんびり、ぼんやり育ちました。趣味や特技が特にあるわけでもなく、普通の子どもでしたね。ただ、料理は小さい時から大好きで、小学1、2年生の時からお母さんの隣でいろいろ作っていました。
 
ぬまた
今は大学4年生ですよね。インドカレーに出会ったきっかけって、なんだったんでしょうか?
 
印度カリー子
姉ですね。姉がインドカレーを大好きだったんです。
大学に入学すると同時に、実家を出て姉と2人暮らしをするようになったのですが、姉は全然料理をしないんです。じゃあ私が作るから、何が食べたい? と聞くと「インドカレー」って。週に2、3度は食べに行っているというので、節約のためにも家で作ってみようと思い、ホウレンソウカレーを作ったのが最初でした。
 
ぬまた
そこからハマった?
 
印度カリー子
すぐハマりました! こんなに本格的な味が、こんなに簡単に作れるんだ!って。最初はインターネットでレシピを読みながら手探りで作っていましたが、すぐにスパイスにもこだわりたくなって。インド人が経営しているお店に買いに行ったりするようになりました。
 
ぬまた
インドカレーって、家庭で作れるものなんですね。
 
印度カリー子
すごく簡単ですよ!
インドカレーは、インドの人たちにとっては毎日食べる料理です。家も満足にないような貧しい人でも、鉄の板みたいなフライパンでカレーを作っているんです。だから私はいつも「フライパンと火さえあればOK!」って話しています。
 

ひよこ豆とトマトのカレー

 

未知の味わいに出会うのが楽しみ

 
ぬまた
すごく基本的な質問ですが、日本のカレーとインドカレーは、ずいぶん違うものですよね。
 
印度カリー子
日本のカレーは煮込み料理ですが、インドカレーは炒め料理です。イメージしている作り方とだいぶ違うかもしれないですね。
インドカレーは、まず玉ねぎ具材を炒めることから始まります。水もほとんど使いません。インドは水が豊富ではないので、野菜から出る水分で料理を作るんです。スパイスもたくさん足せばいいというものではなくて、最高でも10種類くらいまでというのが決まりです。香りを活かすので、味付けも塩だけ。本当に簡単で、しかも面白いんですよ!
 
ぬまた
どんなところが面白い?
 
印度カリー子
和食って、作る前から味が想像できますよね。お醤油と砂糖をこれくらい入れたから、あまじょっぱいな、みたいに。でも、インドカレーは想像ができないんです。スパイスの組み合わせで、想像していなかったカレーが出来上がったりする。未知の味に出会えた時の感動は例えようもないですね。作り終わると今度はこうしてみよう、こうやったらどうかな、と思うので、家にいる時はだいたい作っています。姉も喜んでいますし、いつもお裾分けする学校の友人も喜んでくれています。
 

「私がインドカレーを広げなきゃ!」

 
ぬまた
作ってみたくなってきたなぁ。オリジナル商品もいろいろ作っていますよね。商品開発しようと考えたのはなぜですか?
 
印度カリー子
こんなに簡単でヘルシーなのに、なんで日本で広がってないんだろう? 広がるべきだ! と思ったんです。
なぜ広がっていないのか、いろいろと考えた結果、問題は二つだな、と思って。一つは「なんだか難しそう」っていうイメージ。もうひと一つは、身近にスパイスを扱っているお店が少ないこと。
これを解決すべきだ! と。使命感というと大げさですけど、私がやらなきゃ! と思って商品開発し始めました。
 

印度カリー子さんオリジナル ひよこ豆とトマトのカレーのスパイスセット

 
ぬまた
スパイスが一袋に全部入っているんだ。これ一つあれば、あとは肉と野菜を買えば作れちゃうのがいいですね。インドカレーって私もトライしてみたことがあるんですが、スパイスが余っちゃうのがネックだなぁと思いました。
 
印度カリー子
そうなんですよね。たくさん買いそろえるのは手間だし、あまり使わないスパイスの瓶がキッチンに置きっぱなしになっているのは嫌ですもんね(笑)。そうならないように、ワンパッケージで解決するように工夫しました。
 
ぬまた
チキンやホウレンソウ、バターチキンなど、たくさんの種類がありますね! 子どもが食べられるのもあるんだ。
 
印度カリー子
小さなお子さんと一緒に食べられる辛くないのもあります。逆に、辛いのが好き! という人向けに、辛味スパイスも開発しました。
そしてこれは、自分で調合したい人向けにつくった、5種類のスパイスをちょっとずつ入れたスティック。スパイスの色味や生産地にもこだわって、キッチンに並べてもかわいく見えるようにしたんですよ。
 

 

印度カリー子さんオリジナル Slim Spice (スリムスパイス)。1本に5種類のスパイスを系統立て分類

 
ぬまた
チャレンジを続ける印度カリー子さんですが、これからやってみたいことはありますか?
 
印度カリー子
私の目標は、とにかくインドカレーを世に広めることなんです。みんなに知ってもらいたいし、食べたことがない人に、おいしい! って言ってもらいたい。そのために、自分が人前に出て、PRしようって。宮城のホームセンターが商品を販売してくれることになったので、今度はサリーを着て店頭販売してきます(笑)
これからも、どうやったらもっと食べてもらえるか考えながら、活動を続けていきたいと思います。
 

 

印度カリー子

  印度カリー子。1996年11月生まれ。宮城県出身。料理研究家。ブロガー。おうちインドカレーを広める女子大生。誰でも簡単本格インドカレーが作れるスパイスセットの開発・販売と料理教室を運営中。 http://indocurryko.net/ Twitter @IndoCurryKo

 

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沼田 佐和子
株式会社月刊カフェラテ コピーライター&ディレクター。宮城の復興情報誌、旅行情報誌などの企画制作、コピーライティングをやっています。ムスメと本とおいしい食事とお酒が好き。迷ったら面白いほう。

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antennasia san (vocal) とNerve (track) により1999年に結成。ブリストル・サウンド、ダブなどをルーツとする。アルバムごとに音楽性の幅を広げつつ、一貫して、sanのヴォーカルを軸としたトリッピーなサウンド/ベース・ミュージックを追求している。soundcloud